インプラントのデメリット
2022.01.26
インプラント治療のデメリット
インプラント治療には、全身状態がよくないとうまくいかない、治療期間が長め、治療費が高額といった弱みがあります。インプラントは骨と強くつきますが、粘膜とはあまり強くつかないため、天然の歯に比べ感染に弱いことも欠点です。さらに、インプラントをしたい場所に骨が十分ないと、治療が難しくなることも欠点です。インプラントが抜けたり大きく壊れたりした時に、修理が難しいこともあります。
最近では10年間持ったインプラントが95%あったという報告(文献:Albrektsson T, Donos N:Implant survival and complications The Third EAO consensus conference 2012; COIR, 23(suppl6),63-65,2012.)もあります。しかし100%の成功ではありません。
・噛む感覚が自分の歯と違う
・治療期間が比較的長い
・状況により見た目がご自身の歯と異なることもある
・食べ物が詰まりやすくなることがある
・インプラントがあると義歯のデザインが制限されることがある
・外科処置に伴う痛み・腫れ・出血・合併症の可能性がある
・手入れ次第で感染することがある
・治療費が比較的高額
噛む感覚が自分の歯と違う
インプラントには歯根膜が無い為、噛んだ時に沈み込まず干渉しない。
状況により見た目がご自身の歯と異なることもある
欠損した歯の状態によっては、歯の周りの歯槽骨の吸収や歯茎の退縮などがあり、審美的に見た目の回復が困難になるケースがあります。
インプラント部の粘膜が退縮してしまったため、ジルコニアの土台を使用し改善をした症例。
手入れ次第で感染することがある
インプラント周囲炎により粘膜を押すと排膿している症例
治療費が比較的高額
インプラント治療は自費診療になります。当院でのインプラント治療はシステムにより1本あたり29.7~42万ほどかかります。
食べ物が詰まりやすくなることがある
インプラントは実際の歯よりは幅が小さいことや歯槽骨の吸収などにより、くびれた形態をするため水平的な歯間空隙が存在するため食片圧が起こりやすい。